留学体験記-第1回-田中亮多(後半)
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留学を目指す上で大変だったこと
研究室探しと研究助成金の獲得が大変でした。
留学を希望し、皮膚、免疫、そして癌に興味があるといったかなり曖昧な状態で研究室探しを始めてみたものの、実際にポスドク募集の広告をみて研究室のホームページを訪ねてみると、果たして自分を採用してくれるのか、と考えるようになりました。実際に留学を相談した先生からは、研究歴が浅く、テーマもイマイチ絞れていないと、厳しい意見を頂戴したこともあります。ただ漠然と留学を希望するよりも、より明確な目的が大切だと改めて痛感しました。結局、留学して何がしたいか、何を達成したいかを伝えることができなければ、相手の心を動かすことはできないという、いわば当たり前のことができていませんでした。また、新型コロナウィルスの影響で学会に参加することができなくなったことも研究室選びを困難にしたかもしれません。
しかしながら、そのような中でも、お陰様で知人やお世話になった先生から留学先の情報をいただく機会を頂戴し、そのご縁から現在の研究室にたどり着くことができました。
研究助成金の応募は受け入れ先の許可がないと応募できない仕組みになっています。そして、研究室によっては研究助成金を持ってこられないようでは入れてくれない場合が存在します(欲しい人材は採るはずなので、断る建前かもしれませんが)。どちらかを打開しなければ、このループから脱出することはできません。
私の研究室も助成金を持ってくることが条件でした。絶対に獲るから、という本来できない約束をして受入許可をいただくことができました。ハッタリで許可をもらった形ですね。金銭面で苦労すると良い留学生活は送れないので、給料を払ってくれるところに応募できるのがベストだと思います。しかしながら、見ず知らずの留学生に初めから給料を出す場合には、傑出した業績、明確な目的、強力なコネ、あるいは運がないと厳しいのではないでしょうか。
留学を希望し、皮膚、免疫、そして癌に興味があるといったかなり曖昧な状態で研究室探しを始めてみたものの、実際にポスドク募集の広告をみて研究室のホームページを訪ねてみると、果たして自分を採用してくれるのか、と考えるようになりました。実際に留学を相談した先生からは、研究歴が浅く、テーマもイマイチ絞れていないと、厳しい意見を頂戴したこともあります。ただ漠然と留学を希望するよりも、より明確な目的が大切だと改めて痛感しました。結局、留学して何がしたいか、何を達成したいかを伝えることができなければ、相手の心を動かすことはできないという、いわば当たり前のことができていませんでした。また、新型コロナウィルスの影響で学会に参加することができなくなったことも研究室選びを困難にしたかもしれません。
しかしながら、そのような中でも、お陰様で知人やお世話になった先生から留学先の情報をいただく機会を頂戴し、そのご縁から現在の研究室にたどり着くことができました。
研究助成金の応募は受け入れ先の許可がないと応募できない仕組みになっています。そして、研究室によっては研究助成金を持ってこられないようでは入れてくれない場合が存在します(欲しい人材は採るはずなので、断る建前かもしれませんが)。どちらかを打開しなければ、このループから脱出することはできません。
私の研究室も助成金を持ってくることが条件でした。絶対に獲るから、という本来できない約束をして受入許可をいただくことができました。ハッタリで許可をもらった形ですね。金銭面で苦労すると良い留学生活は送れないので、給料を払ってくれるところに応募できるのがベストだと思います。しかしながら、見ず知らずの留学生に初めから給料を出す場合には、傑出した業績、明確な目的、強力なコネ、あるいは運がないと厳しいのではないでしょうか。
どのような準備が必要であったか
まず、医局との調整が必要になりました。大学院修了前から意思は伝えておりましたが、はいそうですか、という訳にはなかなかいきませんでした。しかし、チャンスの神様は前髪しかないとの格言通り、できるだけ早く留学したい意思を貫き通しました。結局、何を選択するのも、最終的には自分の選択なので、医局に残って留学機会を待つのも悪い選択肢とは言い切れません。ただし、数年後に当初の当てが外れることへの覚悟が必要で、私にはそれはありませんでした。
研究助成金をいただけることが決定し留学が確定した頃(11月下旬)に、妻が妊娠し、渡米した後に出産する都合も生じたため、渡米時期の調整(2月下旬から3月上旬)が必要となりましたが、多くの方からご理解をいただき準備を進めることができました。
引っ越しは前もって少しずつ進めておいたはずだったのですが、やはり直前にかなりバタバタしました。また、丁度投稿した論文のrevise実験も行い、再投稿をしなくてはならない時期とも重なり、かなり焦りました。やりかけの仕事をどう引き継ぐのかは重要課題ですが、状況により異なった選択が必要になると思います。
あとは、細かいところですが、
飛行機搭乗24時間前のPCR検査をクリアするために、渡米する直前の2週間はできるだけ隔離生活をして新型コロナウィルスに感染しないようにする必要がありました。
クレジットカードは渡米前にJAL-USAカードを日本で作成しました。日本で使用していたカードもこちらで使用してみましたが、大抵のカードが止められてしまいました。連絡すれば使用再開できますが、米国で使用可能なカードを作っておいた方がよいと思います。
携帯電話もこちらで契約しました。米国での契約にはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)が必要で、発行までに数週間から数か月かかりますので、それまでの間は日本で契約しておいた方が便利です。私の場合にはその後も特に問題がないので、契約を解除せずに使用しております。
携帯電話はsimフリーでDual simが可能なiphone13にしました。楽天と契約し、日本の番号を置いておくだけならば当時は0円だったので、非常に便利でした。日本に帰国した際にも継続して使用できるのが良いです。
銀行口座は大学と提携している銀行で、SSNなしでも直ぐに開設することができました。
マネーロンダリング、租税回避防止への規制から、日本の銀行口座から海外送金をすると凍結される可能性があります。ソニー銀行、三井住友プレスティア、東京三菱UFJ銀行あたりで送金できますので、口座開設と手続きを早めに行うことをお勧めします。確認はしていませんが、海外へ行った後の口座開設は不可能だと思います。また、家族からの送金には贈与税が課される可能性があります。
研究助成金をいただけることが決定し留学が確定した頃(11月下旬)に、妻が妊娠し、渡米した後に出産する都合も生じたため、渡米時期の調整(2月下旬から3月上旬)が必要となりましたが、多くの方からご理解をいただき準備を進めることができました。
引っ越しは前もって少しずつ進めておいたはずだったのですが、やはり直前にかなりバタバタしました。また、丁度投稿した論文のrevise実験も行い、再投稿をしなくてはならない時期とも重なり、かなり焦りました。やりかけの仕事をどう引き継ぐのかは重要課題ですが、状況により異なった選択が必要になると思います。
あとは、細かいところですが、
飛行機搭乗24時間前のPCR検査をクリアするために、渡米する直前の2週間はできるだけ隔離生活をして新型コロナウィルスに感染しないようにする必要がありました。
クレジットカードは渡米前にJAL-USAカードを日本で作成しました。日本で使用していたカードもこちらで使用してみましたが、大抵のカードが止められてしまいました。連絡すれば使用再開できますが、米国で使用可能なカードを作っておいた方がよいと思います。
携帯電話もこちらで契約しました。米国での契約にはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)が必要で、発行までに数週間から数か月かかりますので、それまでの間は日本で契約しておいた方が便利です。私の場合にはその後も特に問題がないので、契約を解除せずに使用しております。
携帯電話はsimフリーでDual simが可能なiphone13にしました。楽天と契約し、日本の番号を置いておくだけならば当時は0円だったので、非常に便利でした。日本に帰国した際にも継続して使用できるのが良いです。
銀行口座は大学と提携している銀行で、SSNなしでも直ぐに開設することができました。
マネーロンダリング、租税回避防止への規制から、日本の銀行口座から海外送金をすると凍結される可能性があります。ソニー銀行、三井住友プレスティア、東京三菱UFJ銀行あたりで送金できますので、口座開設と手続きを早めに行うことをお勧めします。確認はしていませんが、海外へ行った後の口座開設は不可能だと思います。また、家族からの送金には贈与税が課される可能性があります。